建物の構造
2026年09月01日
今日は建物の構造について。
建物に使われている材料、工法には様々な種類があります。
それぞれの特徴など基礎知識を学んでいきたいと思います。
●木造(W造/ wood)
一般的に戸建てや2階建てアパートで多く見られる。
材料費が安く、加工もしやすく工期が短いのでコストを安く抑えられる。
木材は調湿性・断熱性があるので日本の気候に適している。
デメリットとして防音性が低いため、話し声や足音など生活音が筒抜けになりやすい。
他の構造に比べると耐火性・耐久性も低い。木材なのでシロアリ対策も必要。
●S造(鉄骨/steel)
軽量鉄骨造と重量鉄骨があり鉄骨の厚さが違う。
・軽量鉄骨造は2~3階建ての低層建物で使われる。鉄骨の厚みが6mm未満で
加工がしやすく、工場で製作するので品質が安定しており工期が短く抑えられる。
鉄は軽く柔らかい材料なので振動が伝わりやすく防音性も木造に次いで低く足音など聞こえたりする。
・重量鉄骨造は4階建て以上の中層建物で使われる。6mm以上の鉄骨を用いているので強度が高く
柱を少なくし、広い空間が作れる。商業施設や倉庫、オフィスビルなど。
鉄は錆びやすいので防錆処理が必要だったり熱も伝わりやすいので断熱材を入れて耐火性を
強めたりするのでその分費用が高くなる。
●RC造(鉄筋コンクリート造/Reinforced Concrete)
鉄筋で補強したコンクリートを骨組にした構造で強度が高く、中高層マンションやビルに用いられる。
耐久性、耐震性が高く、防音性もあるので振動や騒音が伝わりにくい。
デメリットとして通気性が低いのでカビや結露が出来やすい。重量があるため固い地盤が必要で
そのために地盤改良をしたり、現場でコンクリートを流し込む作業のため工期が長くなり
コストもかかってくる。
●SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート/Steel Reinforced Concrete)
鉄骨造と鉄筋コンクリート造を組み合わせた構造で、高い強度があり、RC造よりもさらに
耐久性、耐震性が優れているので高層建築やタワーマンションに用いられる。
柱や梁に鉄骨が入っているためRC造よりも細くでき、広い空間を作れる。
デメリットとして作業工程が多いため工期が長くなりコストもかかってくる。
住まいを決めるにあたり規模や予算、優先したい条件により建物の構造が変わってきます。
戸建てでコストを優先するなら木造、低層住宅でコストも抑えて広い空間が良ければS造、
中層、高層のマンションで隣の部屋の騒音、振動を気にしたくなければRC造、コストはかかるが
より優れた性能で安全性を重視するならSRC造、といったようにそれぞれ各構造の特徴を
知っておくとより適した住まいが見つけやすくなります。
